真冬に水着を着て撮影、番組の衣装も生地がペラペラで…
――当時のグラビアは海外ロケも多いですし、スケジュールは大変だったんじゃないですか。
川村 海外での撮影が多かったですね。金曜日までハワイで撮影して、帰国したら『ウイニング競馬』の収録をして、翌日また海外に行ってと月2回くらい海外に行ってた時期もありました。
海外に行く時間がない時は、真冬の早朝の日が出ている時間帯に屋上で水着になって、撮影をしてました。ニコニコしてましたけれど、体はもうブルブル震えていたり。海外と日本の寒暖差で体にはストレスがかなりあったと思います。
それにグラドルは衣装が水着なので、テレビで他の出演者の方たちがジャケットを着ているのに、私は水着が衣装なんてこともありました。洋服を着てもセクシーな胸元の開いた衣装だったり、生地もペラッペラのものが多かったです。
――ほかに当時大変だったことはありますか?
川村 体重の増減はすごく言われました。私は背も低いので、スタイリストさんが私のサイズにあわせて衣装を縫い合わせてくれるんです。でも前日にすごく食べちゃったとか、ストレスで太りだすとマネージャーから冷たい視線を向けられることがありました。なので、当時は五反田のボクシングジムに通って、泣きながらサンドバッグを打ってストレス発散をしてました。
午前中はグラビアの撮影で、午後はテレビの収録。お仕事が終わるとストレス発散のためにお酒を飲んでしまい……体に良いことが1つもない。そんな状況でした。
体調を崩し、22歳で子宮内膜症と診断される
――そうした生活から体を壊してしまった。
川村 お酒を飲んで帰って、2、3時間しか寝ないで朝6時発の新幹線で地方の収録に行っていました。そんな生活をしていたから、22歳とまだ若かったのに疲れが抜けなくて。月経前症候群っていうんですけど、月経が始まる前から体調が悪いんですよ。体がだるかったり、頭痛がひどかったり。そこから月経が始まったりすると、1か月の間に、約2週間くらい体調が悪いことになる。
撮影の時も大変になるんですね。月経が始まると2キロくらい体重が増えて、顔がむくんだりして、マネージャーが現場で慌てるということがあって。心配で病院にいったら、子宮内膜症と診断されたんです。
お医者さんには「ピルを飲んで排卵を止めると生理も起こらないから、コンディションが整うよ」と言われたんですね。なので、そこからピルを長い期間飲むことになりました。