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川西が“鬱っぽく”なってしまった理由

「メンバーは2人とも(解散を)納得しています」

 2006年に結成された和牛は、ツッコミ担当の川西賢志郎(39)と、ボケ担当の水田信二(43)からなる実力派漫才コンビ。数々の漫才賞を獲得してきた2人は2016年、『M-1グランプリ』決勝で披露した“伏線回収漫才”でブレイクを果たす。M-1には2015年から5年連続で決勝に進出しており、2016年・2017年・2018年に3年連続準優勝するという史上初の記録を残している。

和牛・水田(左)と川西(右。川西Xより)

 コンビ仲も良好で「お互いの信頼は厚い。漫才師としてもストイックで、年に500回は劇場に立つと決めている。『一生、2人でやっていこう』と話していた」(同前)という2人。にもかかわらず、一体なぜ“解散”?

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「川西が気を病んで鬱っぽくなってしまっているのです。最近の川西は『M-1で優勝できていない』など漏らしており、相当悩んでいた。和牛の2人は、漫才という芸事については誰よりもストイック。舞台袖で取っ組み合いの喧嘩になるほど議論になることも多い。しかし、川西は現在の状態ではその熱量で漫才に向き合えないと考えています。そこで『漫才や今後に支障をきたす』という理由から解散を水田に持ちかけていたのですが、当初の水田は解散という選択はしたくなく、川西の提案を断り続けていました。しかし最後は相方の身体を第一に考えた水田が渋々承諾したと聞いています」(同前)

 漫才師としての実力は折り紙つきの和牛。唐突な「解散」の真意はどこにあるのか——。12月10日、所属する吉本興業の和牛担当マネージャーの携帯を鳴らした。

——和牛が解散する?

「あ、そうなんですか。初耳なんですけど(笑)。何を持ってそう思われているのかわからないんですけど」

——川西さんが精神的に参ってしまっているとも。

「いやいや、そうなんですか? はい、わかりました。では、まず質問状いただけますか」

 そこで、吉本興業に事実関係の確認を求める質問状を送付したが、期日までに回答はなかった。

 現在配信中の「週刊文春電子版」では、和牛が解散の危機にある理由、川西が“鬱っぽく”なってしまうきっかけとなった出来事、13年前の“もう1つの解散危機”、そして川西と水田のマネージャーへの直撃の詳しい様子を報じている。

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