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『建設費増額 大阪万博 大屋根焦点に』(読売新聞11月21日)
《350億円かけて建設される環状の大屋根(リング)が与野党の議論の焦点に浮上している。》
リングは会場建設費の上振れの象徴的存在となっている。「世界一高い日傘」という声や無駄遣いとの批判も出ている。リング整備費も当初想定から2倍近くに増えている(共同通信11月27日)
公金投入はらせんのように
その昔『リング』というベストセラー小説があったが、いま大阪では350億円の「リング」がホラーなのである。万博をめぐる公金の投入は「らせん」のように続き「ループ」している。かつての「リング」三部作が令和によみがえっている。怖い。
そう思いながら500日前の新聞をめくっていくと各紙に大々的な広告が。
「くるぞ、万博。」
前売りチケット販売開始の広告だった。そういえば映画になった『リング』の主題歌(※)では、
「きっと来る~」
と歌っていなかったか? やっぱり万博の現状はジャパニーズホラーだ。というか予定通りに「きっと来る」のか「来ないのか」万博は不安視されているのだが……。
※「feels like “HEAVEN”」(作詞:平田知昌、作曲:平田知昌・大坪弘人)
チケットの値段も…
ちなみにチケットは7500円に決定となった。万博協会は万博運営費の8割を入場料収入にすると言っていたが、
『料金根拠 説明拒否』(毎日新聞11月30日)
ああ、毎日新聞も怖いこと書いてる。