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《価格設定の経緯を明らかにせず、売れ行きと密接に関わる運営費の全体像も示さないままでは、「ブラックボックス」との指摘は免れない。》
「説明拒否」とか「ブラックボックス」とかもう怖すぎる勘弁して。
さて、私が本当に怖いと思ったことを紹介しよう。
「全部リストアップしてるから」
11月18日、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏がネット番組で次のように発言したという。
《僕は2年後答え合わせしたらいいと思う。今、反対してる人、名前全部リストアップしてるから」とカメラをにらみ付けた。》(東スポWEB11月18日)
つまり2年後に万博が「成功」したら、現在の万博の状況について「批判」していた奴はどうなるか覚えておけという意味だと思われる。これは本当に怖い。民主主義は過程にこそ本質があり、その過程でろくに説明しないとか、話が違うなどという危うい態度があるなら問われて当然だ。しかし「名前全部リストアップしてるから」というのは議論への圧力にすら思える。
そもそも万博の先にはカジノがある。維新はカジノの景気づけとして万博に賭けたのだろうが、予想以上に金額(税金含む)をつぎ込むハメになっている。ギャンブルに負け続ける人は一発逆転、結果オーライを狙ってさらにアツくなるのがお約束だ。決して負けているとは言わない。大阪万博の今はやっぱり怖いのである。