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悠仁さまは「特にトンボがお好きで…」

 皇室記者が解説する。

「悠仁さまは3歳のころから庭に集まる虫に興味を持ち、特にトンボがお好きでした。ご一家が庭で水田づくりを始めたことがきっかけで、小学3年生のころには、虫の生育環境にも関心を寄せられるようになっています。昨年の誕生日には、皇嗣職が『国立科学博物館が刊行した報告書をご覧になりながら、調査時に飛来していたトンボと現在見ることができるトンボの種類を確かめるなど、センサス(実態調査)を続けておられます』と発表していました。ご進学を控え、満を持してその『センサス』を論文にまとめられたのでしょう」

公開された論文

 ところでこの論文には、悠仁さまと、国立科学博物館でトンボ研究をする清拓哉氏のほか、「飯島健」という人物が共同筆者として記されており、飯島氏の所属先は宮内庁となっている。宮内庁でトンボの研究を行う職員とは、いったいどんな人物なのか。

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 事情を知る宮内庁関係者が明かす。

公開された論文。デジタルカメラでトンボを撮影し、種を特定したという

「飯島氏は、もともとつくば市にある国立機関『農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)』の研究員をしていたんです。秋篠宮殿下と親交があり、悠仁さまが小学生のころ、赤坂御用地にご一家が作った水田の手入れを手伝いに来た。それをきっかけに宮内庁をよく訪れるようになり、やがて宮内庁の常勤職員として引き抜かれた。悠仁さまが幼い頃から、悠仁さまの興味や関心に研究者の立場でアドバイスをしてきた、いわば悠仁さまの『家庭教師』です」

 トンボの生育だけでなく、ほかの分野の学習でも飯島氏がサポートしているという。