「泡沫候補として見られていたんでしょうね」
――どこかの政党が立候補の噂を聞いて、「うちの推薦でどう?」みたいな話が来そうですが。
後藤 なかったです。色物というか泡沫候補として見られていたんでしょうね。「当選するかどうかわからない」って。当選してからは、逆にいろんなところから声が掛かるようになりましたけど。
――演説ではどんなことを言ったりするんですか?
後藤 1週間の序盤、中盤、終盤で、演説の内容を分けていました。序盤は挨拶などをして、まず自分のことを知ってもらう。プロフィールというか。中盤は、自分のやりたい公約について。終盤は、僕の場合はお礼しか言わなかったですね。「1週間騒がしくして申し訳ございませんでした」といったような。
――公約は、さきほど話していたようなことを。
後藤 そうです。一番問題となっている道路関係と、子供たちの遊べる場所。あとは、農家さんをもっと盛り上げていきたいと。その3つですね。
――SNSでの反応はどうでした?
後藤 地元の方からの反応はすごくいいんですけど、八街とは関係のない人たちの99%ぐらいは僕のことを良く思ってないんで。そっちのほうは凄まじかったですけど。
年配の方々や団塊の世代からの声援
――高齢者の反応は。
後藤 今回の選挙で、僕が一番ビックリしたのがそこで。正直、僕の世代か若い世代でも選挙に行ったことのない人たちにしか振り向いてもらえないだろうと考えていたんですよ。
それが違っていて。真夏の選挙だったんで、選挙カーで回ってる合間にコンビニでちょこちょこ休憩してたんですよ。そうしたら、年配の方々や団塊の世代と呼ばれるような人たちから「頑張ってね。応援してるよ」とか「投票するから」って声を掛けてもらって。
年齢の高い世代でも、若い世代に託したい気持ちがある人たちがいるんだなって思いましたね。
――ちなみにタトゥーはどうしました?
後藤 ちょっと見せるのはよくないなとは思ってましたね。選挙中は、今日のこの格好でやってました。