日高社長からパワハラを受けたと認識しているエピソードは軽く10個は超えます
自身の身分についてコンプライアンス(法令順守)上の指摘をしている。だが、これらは前置きに過ぎない。続いて、
<日高社長からパワハラを受けたと認識しているエピソードは軽く10個は超えます>
としてそれらを列挙するのだ。
MAZZELの選考をS子さんに全て丸投げしたが…
<パワハラ>として挙げられるのは主に前出・MAZZELの選考からデビューに至るまでの出来事である。その過程はS子さんがSKY-HIから“排除”されてゆく克明な記録に映る――。
まず、MAZZELはBE:FIRSTに続くグループとして主にS子さんが手掛けてきたのだという。
<社長はもともと「俺はBE:FIRSTと3つ目のグループに集中したいから2つ目のグループはS子さんがやって」と直々にお願いしてきた>
そこでS子さんは<レッスンプランを設計し、実施し、成長を管理してきました><オーディションの中身も、予算も、全部プランした><オーディション番組の構成も編集も指揮したのも私です>と説明。
当時のオーディション映像にはSKY-HIの姿もあるが、その裏で実務はいわば「丸投げ」だったとの主張だ。
その上で、2022年10月に迎えたオーディションの最終審査。文書によればここでSKY-HIは突如、「高速ラップ」のごとく、早口でまくし立てたという。
<社長がおこなったやり方は、明らかに私に対する嫌がらせを含んでいました>
<準備万端の状態でスピーチやプレゼンを繰り広げたあと、オーディションに1ミリも関わってない人物に意見を求めました。散々他の人達に意見を聞いた後、「でも、きっとS子さんは違うんですよ」と言いました。大勢の前で私が反論しづらい空気をあらかじめ作った上で、晒し者にした>
この不穏な一幕以後、S子さんは“告発文書”で、主に三つの<パワハラ>事件が起きたと説明している。
1つ目が最も決定的なもので、この最終審査の数日後に起きた出来事である。