人気ミュージシャンでラッパーのSKY-HI(スカイハイ)こと日高光啓(37)が代表を務め、2020年に設立した芸能事務所「BMSG」。その事務所から今年6月、主力の女性ディレクターS子さんが、SKY-HIの「パワハラ」行為を訴えて離職していたことが「週刊文春」の取材で分かった。女性は「適応障害」と診断されたほか、離職後には別の命にかかわる重病も発覚し、療養中という。

 小誌は、女性が離職前に記した「告発文」とも呼ぶべき文書を入手。そこにはSKY-HIに「パワハラを受けた」と明記され、その行為がリスト化されていた(#1)。告発文には、S子さんの身に主に3つの<パワハラ>事件が起きたと記されており(#2)、今年6月S子さんは「適応障害」と診断された。(全3回の3回目/最初から読む)

SKY-HIこと日高光啓(本人SNSより)

◆◆◆

ADVERTISEMENT

会社は1000万円の解決金を支払うと即座に決め…

 S子さんは6月、「適応障害」と診断を受けた。

 <診断書にも明確に「職場環境に起因」と書かれています。医師に完全休職するように言われました>(告発文より)

 その後、BMSGの人事担当者と契約終了の交渉をするためにS子さんが作ったものが、小誌が今回引用してきた「告発文」なのである。

 S子さんの周辺人物が明かす。