サブカルチャーの街、あるいはオタクの街と言われる“アキバ”こと秋葉原。中古のスマホショップやパソコンショップが多く、何か変わった出物はないかと買い物に出かける日本人オタクがたくさんいます。それだけでなく、アキバの光景を見たい、アニメグッズを買いたい、お得なスマホやパソコンを買いたいという外国人が数多く訪れるようになりました。

サブカルチャーの街・秋葉原

 ちなみに秋葉原電気街は、筆者の出身大学である東京電機大学の先輩方がつくりだしたと言われています。私が1996年に大学に入学した当時は、Windows95ブームやインターネットブームの真っ只中で、NECのパソコン「PC-98」をこよなく愛するクラスメイトとよく秋葉原に行ったものです。そのおかげで、街が変わった今もナビゲーションなしで電気街を歩くことができます。

 それくらい秋葉原のことを知っているつもりだったんですよ。ところが、“異国飯”を食べるなかで、それまで知らなかった一面を見ることができたんです。

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外国人観光客にも人気の秋葉原に、ガチ異国飯屋が…

アキバにガチのトルコ料理屋を発見

 きっかけは、あるケバブ屋でした。近年、アキバのいろんなところでケバブ屋を見るようになりました。私はケバブ屋に対して、トルコを謳っていながらケバブラップやケバブ丼しか売っていなくてもったいないな、という印象を抱いていました。トルコ料理はもっといろいろあるのに、と。

 しかし、先日、いつもとは違う視点で秋葉原を街歩きしてみたら、あるケバブ屋にトルコ料理の定番「イスケンデルケバブ」やトルコピザ「ピデ」などがあるのを発見しました。そのメニューの充実さから「これ、ガチのトルコ料理屋じゃない!?」と入店を決めました。店の名前は「デニズターキッシュカフェ&バー」。

ガチトルコ料理屋の「デニズターキッシュカフェ&バー」

 秋葉原中央通りから2本中に入った場所にあり、秋葉原駅からは徒歩7分ほどで着きます。店の前のメニューにはケバブ丼やケバブラップがあり、一見ほかのケバブ屋と変わりません。しかし店の中に入ると、外国人のグループがまったりとガチトルコ飯を味わっています。

トルコ料理の定番「イスケンデルケバブ」もありました

都心にありながら素晴らしい値段設定のトルコ料理店

 店に入った瞬間、日本を出て、外国のトルコ料理屋に入り込んだような、ほかのお店にはない雰囲気があってたまりません。愛知県や埼玉県にあるガチトルコ料理屋に比べると、食事の量は気持ち少な目ですが、その分、値段も少し安め。都心にありながら素晴らしい値段設定です。