駅から歩いて昭和通りを越えた先には、インドネシア料理屋の「チンタジャワカフェ」があります。この店は多くのインドネシア人が利用するくらいガチな店です。
まったりな雰囲気でタイ料理を楽しめる「バーンチェン」
頭上に総武線が走る線路下を進んでいくと、タイ料理屋「バーンチェン」の看板が見えます。看板の指し示す路地を見てもそれらしい店はなく、首をかしげながら路地を進んでいくと、タイの国旗が掲げられ、テーブルと椅子が置かれているのを発見。「なんだここは、バンコクの路地か!」と思うような雰囲気を味わえます。
「これは食べるしかない」と店へ入ると、タイの歌がゆるゆると店内で流れ、タイ人の女性がタイ語で声かけしたり、話したりしながら料理を作っています。これぞ都会の中のオアシス、まったりとした雰囲気で楽しむ異国飯。タイ本国にありそうな空間でたまりません。提供される料理は、タイ料理の中でも定番のイサーン料理。結構パンチのきいた辛さなので、辛いモノ好きは是非に。冬季はタイ鍋ムーガタもやってます。
日本のお土産を探しに寄ってみるのも面白い
神田須田町のあたり、つまり神田川を越え、秋葉原のワシントンホテルから線路方面に少し歩くと、「神田ふれあい橋」という橋があります。このエリアにインドネシア人・アグスさんがやりくりする日本の土産物屋「Japan Souvenir Shop(JSS)」があります。
「こんなところに日本の土産物屋が!」と思うのですが、結構安くて、知る人ぞ知るお店なんです。
外国人がここにやってきて、日本の土産を大量に買っていくとか。インドネシア人が買いに来るのかと思ったらそうでもないそう。「インドネシアから日本に行く航空券が高いんですよ。日本の航空会社よりもガルーダ・インドネシア航空のほうが高い。おかしいですよ」と店長のアグスさん。
アグスさんはお店の商品を見せながら「職人さんが何日もかけて作ったものを、こんな安い値段で売ってるんですよ。しかもみんなもうご高齢になって、コロナでやめてしまう人も結構いました。もう日本の伝統的なお土産は、掛け軸にしても湯呑みにしても、そのうち職人不足で無くなっていくんじゃないかなあ」と危惧していました。