一方で「下町なので近所の人と声かけして頑張っています」と神田の下町商人のような顔も見せてくれました。異国飯屋ではないですが、面白い店です。日本らしいお土産を探しているなら、寄ってみると良いですよ。
日本では珍しい“ハラルファストフード”の店
そしてその近くには「ニコニコ まぜ麺&カレー」という店があります。ここは、スリランカ人オーナーによる、日本では珍しい“ハラルファストフード”の店です。ハラル料理はモスク礼拝者などイスラム教徒にあわせた食事ですが、ここでは日本でおなじみのラーメンやカレーが、ハラルの素材で作られています。店に入ると外国人ばかりという、なんとも不思議なお店です。店内では騒がず静かに食べる必要がありますが、興味があれば訪れてみるのもいいかもしれません。
ベトナム料理屋の「ジャスタリ」はゆっくりしたい人向け
このエリアでゆっくりしたいときにおすすめなのが、ベトナム料理屋の「ジャスタリ」。都心で、しかも神田寄りの秋葉原という立地にも関わらず、ベトナムのカフェのような空間です。のんびりしたアジアの時間の流れを感じます。
筆者がお店に行ったときは、客が少なかったのでふらっと入れました。いかにもベトナムカフェな内装が、異国飯屋にやってきたというモチベーションを高めます。
オーナー女性の出身はベトナム北部のハノイ近郊で、その人いわく「ハノイの千葉みたいなところ」だとか。ベトナム北部で人気のフォーや、ベトナムで一服したいときに定番のベトナムコーヒーが、安くてたくさん味わえて、しかもうまい。
ずっと通い続けている街でも、視点を変えると新たな発見がある
オタクの街として知られる秋葉原ですが、ちょっと足をのばしたり、駅から歩く方向を変えると、いろいろな異国飯屋があるのだなあと驚かされます。ずっと通い続けている街でも、視点を変えると新たな発見があると思い知らされました。それにしても、外国の路地裏にありそうな異国飯屋がアキバにあるとは。しかも値段がリーズナブル。アキバ通いの皆さん、たまには異国飯でもどうですか?
写真=山谷剛史