12月6日、韓国の芸能事務所であるYGエンターテインメント(以下YG)が、「BLACKPINKメンバーの全員とグループ専属契約を締結した」と明らかにした。今やK-POP界の“女帝”と呼ばれる、4人組アイドルグループ「BLACKPINK」の再契約がついに公式に発表されたのだ。

(左から)ジェニー(27)、ロゼ(26)、ジス(28)、リサ(26)。「BLACKPINK」とは、最も綺麗な色と表現されるピンクを少し否定する意味で、“美しいものが全てではない”という意味が込められている ©getty

所属事務所の株価が25%もアップ

 YGとBLACKPINKが結んだ当初の契約は、今年8月に終了していた。それからなんと4ヵ月も今後の活動に関する発表が出ず、「解散」か「再契約」か、数多くの推測記事が出回っていた。そうした中で飛び出した今回のビッグニュースは、世界中のファンを歓喜させた。さらに、この発表によってYGの株価は25%も上がった。4人の少女たちが経済に大きな影響を与えているのだ。

 ただ、メンバーとの個人活動に対する再契約は未定のうえ、契約期間などに対する具体的な内容は知らされていない。再契約をめぐる話題はまだまだ続きそうだ。

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今年4月には公式YouTubeチャンネルの総再生回数が301億回を超え、ジャスティン・ビーバーを抜いてYouTubeで最も多く再生回数を打ち出したアーティストになった。(21億回以上再生された「DDU-DU DDU-DU」のMV-BLACKPINK公式YouTubeチャンネルより)

 ある在韓メディアの芸能記者は、「BLACKPINKとの契約はYGを崖っぷちから救い出した」と語る。

「YGはかつて、SMエンターテインメント、JYPと並んで、K-POPの『御三家』と呼ばれたほどの存在感を持っていたが、最近はBLACKPINKを除いては世界的なアーティストがほとんどいない。

 YGが心血を注いで企画した新たなガールズグループ『BABYMONSTER』が先日デビューしたものの、思ったほどの反響がなく、株主の不安は募るばかりだった。YGとしては“世界最高のガールズグループ”という評価を受けているBLACKPINKを存続させることに会社の命運がかかっていただろう」

 韓国をはじめとする世界のBLINKたち(BLACKPINKのファンクラブの名称)は、「魔の7年」ジンクスを乗り越えるかについて気を揉んでいた。