再契約の背後にあるK-POP界の“思惑”
所得配分においても同じで、極端な場合は、アーティストの取り分が9割という契約も少なくない。「人気アーティスト所属」という看板があるだけでも、株価や事務所のイメージアップに大きく役立つためだ。
YGとBLACKPINKの再契約に対しても、業界では少なくとも個人当り数百億ウォン(数十億円)の契約金が必要だとし、「容易ではない」という意見が多かった。しかし、BLACKPINKはYGと今後も変わらぬ関係を続けることを選んだのだ。
「BLACKPINKの契約について、詳細はまだ何も知られていない。ただYGは今までBIGBANGやAKMUなどのアーティストたちと再契約を結ぶ時、5年の契約期間が最も多かったため、今回も5年程度の契約期間になるのではないかと推定される。契約金は、1人当たり数十億ウォンにはなると思われる」(前出・芸能記者)
BIGBANGのG-DRAGONが2015年にYGと再契約当時に受け取った契約金は、20億ウォン(約2.2億円)だったとされ、BLACKPINKそれ以上の金額が見込まれる。
メンバーはそれぞれ別の事務所に所属する可能性も
一方、YGはBLACKPINKグループの再契約を発表しながらも、メンバー個人との契約については特に言及しなかった。依然として「協議中」という立場だ。
韓国メディアでは、「ロゼは契約完了、ジスは成功段階、ジェニーは説得中、リサは不可能」というシナリオが以前から出回っていた。
リサの場合は母国のタイや中国などの海外エンターテインメント業界から数百億ウォン規模の契約金を提案されたという噂が絶えず、ジスとジェニーに至っては、個人プロダクションを設立して独立するという情報も伝えられた。
BLACKPINKはグループだけでなく、メンバー各自の個人活動だけでも十分にグローバルスターとして確固たる地位を築いているため、YGに所属することにこだわる必要がないからだ。