森崎 写真集の時も「どれだけ出したい人がいると思ってるんだ」と説得されて「確かにそうだ」となって(笑)。DVDの時もそうでしたね。
でも、写真集は若いときの姿を残すという意味もあったし、今でもそうなんですけど、モットーが「今しかできないことは全力でやる」なんです。そのときはグラビアについても「今しかできない」という思いもありましたし、勉強になると考えてやってました。
――水着になって目立ったことで、快く思わない料理研究家の方もいたのではないですか。
森崎 楽屋で一緒になると、冷たい視線を向けられるみたいなことはありました。でも、あちらの気持ちに立ったら、それはそうだよねって思っていました。
漫画の仕事が本当に一番楽しかった
――森崎さんは「週刊少年ジャンプ」で連載された人気料理漫画『食戟のソーマ』の料理監修も務めています。同じ集英社の「週刊プレイボーイ」の繋がりからのオファーだったんですか?
森崎 週プレとは全然関係なかったんです。原作の附田祐斗さんが担当編集の方と会いに来てくれて。そのときに料理のアイディアを出したら、すごく喜んでもらって、そこから料理監修の仕事が始まりました。
――原作の附田さんがラジオに出演した際、あまり料理に詳しくないので、料理のアイディアはほぼ丸投げだったと話していました。
森崎 そんなことはないと思いますよ(笑)。でも私が出したアイディアを作画の佐伯俊さんと共に全部吸収してくれて、それが全部漫画になる。いろいろな仕事をやってきましたけど、漫画の仕事が本当に一番楽しかったですし、初めてのことばかりで心が躍りました。
今でもメールのやり取りをするんですけれど、おふたりとも本当にいい人で、才能もいっぱいあって、尊敬しています。
いろいろな料理教室で得た知識を最大限に発揮
――漫画の料理監修って具体的にどういうことをやられるんですか。
森崎 私の場合はとにかくアイディアを出す感じです。例えばカレー対決が題材だったら「こんな料理を出したらどうですか」と先生たちに材料や工程を含めて提案するという感じですね。
――森崎さんはレスポンスがものすごく早かったそうですね。