2010年代に“美人すぎる料理研究家”としてテレビ番組、さらにグラビアでも活躍した森崎友紀さん(44)。3児の母となった現在は、メディア出演など表に立つ仕事からは遠ざかっている。「当時は無理をしていた」と、実は性格的に前へ出るタイプではなかったという森崎さんは一体なぜ、芸能界で活動することになったのか。その経緯を聞いた。(全2回の1回目/2回目に続く)
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実は前に出るのが得意なタイプじゃない
――森崎さんがグラビアをやっているときのイベントを以前、何度か取材したことがあるんですが、当時と今ではメイクの感じも雰囲気も違いますね。当時は派手というか自信満々な印象でした。
森崎友紀さん(以下、森崎) あのときは髪も茶色だったし、今見たら恥ずかしいですね。事務所が「顔と名前を一致させないといけない」という方針で、髪型は変えたらダメ、エプロンもこういう感じと決められていました。当時は芸能界のことが何もわからなかったので、言われたことが正しいと思って必死でやっていて。
実は前に出るのが得意なタイプじゃないんですよ。だから当時はすごく頑張っていたと思います。今の方がすごく安定していますね。当時って、ちょっときつい印象とかありました?
以前はしんどかったし、無理していた
――見た目も強気な感じでしたし、『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)などの出演されていた番組でも自分が思ったことを包み隠さず言うイメージでした。
森崎 本当ですか。新鮮! 実際はそうじゃないから、イメージって作れるんですね。本当の私は人前で緊張するタイプなんですが、自分とは違う勝ち気な女性に憧れていたので、そう思われたのならちょっと嬉しいです。あの頃はお金をもらって仕事をしているのだから、呼んでくれた人が求めることに応えるのは当たり前だと思っていたので。
ただ私はやっぱり料理が好きで、料理って作る人が主役じゃなくて料理が主役じゃないですか? だから今の私には合っているんですよね。以前はしんどかったですし、無理していたと思います。