東日本のある地方自治体。そこで地方議会の議長にまで上り詰めた経験のある元重鎮議員が、孫娘に対して性的虐待をしていたことが「週刊文春」の取材で分かった。
この元議員の長男と結婚し、2児をもうけた智子さん(仮名・30代)が告発する。
「義父をこのまま許しておくわけにはいきません。娘たちが勇気を出して打ち明けてくれたんですから、私はこのことを有耶無耶にせず、最後まで戦わなければならないんです」
智子さんが元議員の長男のもとに嫁いだのは2016年。ほどなくして長女と次女をさずかった。義父が地元政界の有力者であることは当初から認識していた。
「ステテコと下着を膝まで下ろし…」
長男一家は元議員の自宅で一緒に暮らしており、智子さんは選挙活動の手伝いなどもやっていた。普段はもっぱら家事にあけくれていた彼女は、家の中で時折違和感を覚えることがあった。
「ある時、リビングの掃除をしようとドアを開けると、その奥にある義父の部屋が見えたんです。無意識に目をやると、義父の部屋にいる長女が目に入りました。長女の前には、ステテコと下着を膝まで下ろして股間を見せている義父の姿がありました」(同前)