シャチホコが新人の頃から才能を感じていた
――ネタが浮かぶと、お互いにものまねを披露することも?
みはる やりますね。付き合い始めこそシャチホコは本当にド新人だったので、先輩のみはるにアドバイスをもらう、みたいな感じでしたが、最近は「いつの間にそんな面白いネタ考えたの!?」ってことが増えて、成長を感じます。
――それは先輩としてはうれしいですか。
みはる 子どもの成長に喜びと同時に寂しさを覚えるのと似たような感じかもしれないですね。私は耳がいいので、本当に最後の詰めのところだけ、「少しだけトーンを上げてみたら」とか、今はそれくらいしか言わないです。
――ものまね芸人の先輩として、昔からMr.シャチホコさんに光るものを感じていたのでしょうか。
みはる 初めて見たシャチホコのものまねは、Mr.Childrenの桜井さんでした。私はファンクラブに入っているほどミスチル好きなんですけど、シャチホコのものまねを見て、「あれ、すごいうまい子だな」と思って。これまでも桜井さんのものまねをする方はたくさんいたんですけど、ちょっと違うものを感じました。
――才能とともに、好意も感じていたのでしょうか。
みはる 今思えば、きっと両方だったんでしょうね。後輩にも先輩にも「うわぁ、うまい」「ああ、素敵」みたいな人ってこの世界にはたくさんいるわけですけど、その中でシャチホコを特別に感じたのはたしかです。
年齢、キャリアの差…当時は色々な面を心配
――アプローチはみはるさんから?
みはる 私は後輩の世話を焼くのが昔から好きなんで、いろんな後輩たちと一緒にシャチホコにもご飯を振る舞っていて。男性として素敵だなとはっきり思い始めてからは、自分は業界の先輩なので、アプローチしていいものかどうか悩みましたね。
――「先輩/後輩」の枠を超えていいのかどうか、ということですか。
みはる セクハラとかパワハラになってしまってもいけないですし、ご飯でもなんでも無理強いなんてしたくなかったので。
あと、当時はまだお互いの年齢は知りませんでしたけど、あきらかに一回りは違うだろうなとは思っていたので、キャリアの差も含めて、当時はいろいろ心配していた気がします。
――Mr.シャチホコさんは、いつ頃からみはるさんのことを意識されていたか知っていますか。