最近の家電製品は、テレビにしても、エアコンにしても、本体のスイッチではなく、リモコンを使って操作するのが当たり前。一昔前の、リモコンに非対応の家電製品は、なにかと不便に感じられてしまいます。

 そんなリモコン非対応の家電製品を、離れたところからスマホを使って操作できるようにしてくれるのが、俗に「ボット」と呼ばれる小型デバイスです。建物に埋め込まれていてリモコンが使えない照明や、古めの家電製品の使い勝手を一変させるこの「ボット」とはどんな製品なのか、そしてどんな点に注意して使えばよいのかを、今回は紹介します。

「ボット」を使えば、スマホからの操作で壁面の照明スイッチを押すことができます

スマホ操作でアームが動いてボタンが押せる

 この「ボット」と呼ばれる製品は複数のメーカーから発売されていますが、いずれも手のひらにすっぽり収まる箱型のボディが特徴です。本体には電池が内蔵されており、Wi-FiもしくはBluetoothでスマホと接続することで、スマホアプリを使っての操作が可能になります。

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 ボット本体には、スマホからの操作で動く1本のアームが内蔵されています。ボットを両面テープなどで家電製品のプッシュスイッチの近くに貼り付けておけば、このアームを使って、家電製品のスイッチを押せるようになるというわけです。

 これならば、リモコン操作に対応していない家電製品であっても、スマホを使って離れたところから電源オン・オフなどの操作が可能になります。スマホの画面上に表示されているボタンをタップすると、ボット本体からアームが出てきてスイッチを押し、再び引っ込む様子は、かわいらしさすら感じられます。