私は今まで悪いことをしてきました。誤った道を歩んできたのです。しかし今、主イエス・キリストによって正しい心に、正しい道に変えられました。本当に申し訳ありませんでした。
今後このような痛ましい事件を起こさないためには、ヤクザの世界から離れなければなりません。
「今回の事件も、私に勇気があれば…」
自分の親分に「カラスは白い」と言われればみんな白になります。それがヤクザの世界ですが、交差点の信号が赤なのに、「信号は青だ」と言われたらどうでしょうか。
横断歩道には歩行者がいます。自転車も走っています。乳母車もいます。小さな子供だって手を挙げて横断歩道を歩いています。
あなたは交差点に車を突っ込ませることはできますか?
そんなことをするのは頭のおかしい者です。
まさに今回のスナック乱射事件で、信号は明らかに「赤」なのに「青だ、行け」と言ったのが、矢野会長なのです。
後から「みんなやれとか言わなきゃよかったな」だとか「ボディガードだけにしとけばよかったな」などと言っても遅いのです。何度も「中止しよう」と言ったのに、現場の声を聞かないからこうなったのです。
「カラスは黒です」「信号は赤です」とはっきり間違ったことならば、指を詰めてでもそれを正す勇気を持つべきだと思います。それで破門ならそれで良いではないですか。そこまでの親分だったというだけのことです。
今回のスナックの事件も、私にその勇気があれば、もしかしたら防げたのかもしれません。その代わり違う者が事件を起こしていたでしょうが…… 。
そしておそらく、指どころではなく、第一章に書いた組長のように殺されていたでしょう(事件の詳細を知りすぎているので)。
もう、このような痛ましい事件が起こらないよう、警鐘を鳴らすとともに、神様に祈らずにいられません。