もう少し足を延ばすと、東西を走る仲通浜町線から2本北にある潮田銀座に、ブラジル料理を楽しめるバー「BomBar」や「BRASIL BAR&GRILL」があります。さらに、ブラジルハンバーガー屋の入った輸入スーパー「Mahaloh Import Shop」という珍しいお店もあります。
鶴見に行くと旅行気分が高まる理由
そこから少し北に行くと、ブラジル料理屋と商店を兼ねた「パライゾ ブラジル ヨコハマ」が見え、潮風大通りには「TUCANO MEAT」という南米系食料品店もあります(行くときは要保冷バッグです)。
鶴見の南米料理屋やショップは、ほかの街にはない唯一無二の存在感があります。異国情緒に溢れているので、鶴見に行くと旅行気分も高まります。駅から遠いけれど、“一食一見の価値”はあるので、歩くのが億劫な人はバスかタクシーを使って行きましょう。
ちなみに、京浜工業地帯の最前線を走る鶴見線の弁天橋駅からなら、歩く時間が少し短いです。鶴見線自体に味があるので、こちらを利用するのもありですよ。
ブラジル料理店の味とボリュームに大満足
今回、筆者がふらっと入ったのは「パライゾ ブラジル ヨコハマ」。少し行きにくい場所にあるけれど、そういう店ほど“ガチ感”があって面白いじゃないですか。この店もそんな感じで味があり、店内の素朴な雰囲気も魅力的です。
ブラジル料理といえばシュラスコをイメージしますが、鶴見のブラジル料理屋、いやブラジル食堂にそれはなく、家庭的でボリューミーな肉や豆のプレートが用意されています。
筆者は同行者とともに、ブラジル料理の定番「フェイジョアーダ」と肉のプレートを頼んでみました。安心の味、安心のボリュームで大の男も大満足です。
店内ではブラジルの音楽が流れていたのですが、愛知や岐阜にある日系人が集う南米バーで聞いたことのある音楽でした。定番の曲ではあるものの、こんな店が地球の裏側にもあるんだろうなと思いを馳せます。