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M-1最終決戦、松本人志の投票を待つときの気持ちは…

――最後にこれだけはお伺いしたくて。M-1の最終決戦、ヤーレンズ、令和ロマン、ヤーレンズ……とパタパタパタッてなって、最終的に3対3になって。最後松本さんの1票を待つとなった時、お二人はどんな気持ちでいらしたんでしょうか。

楢原 あ、あれ実際現場では全部「山田邦子」って出てたんですよ。

出井 なにそのボケ。

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楢原 現場ではね。あれCGで差し込んでるんです。

出井 全然違うよ、なにそれ。

――(笑)。邦ちゃんなんだ。

楢原 いやでももうほんと、僕は速くてわかんなかったです、めくれるのが。

出井 それずっと言ってるけど何なの(笑)。めちゃめちゃおじいちゃんじゃん。

楢原 もうどんどんめくれるんだもん。おお、おお、おお、おお、おおっ、ああ、みたいな。

――(笑)。

楢原 もうちょい遅かったらよかった(笑)。

出井 それでよくあんなスピーディーに漫才できるな(笑)。

――たしかに。

出井 僕は、いやむちゃくちゃ悔しかったですよね。僕はああいう時、絶対自分が勝つって思うんですよ。それで1枚目めくれた時ヤーレンズだったので、だろうなと思いながら見てたんですけど、でも負けたから。「え、負けた??」って(笑)。それで令和ロマンが1000万もらってるの見て、そういえば1000万か賞金……でかーっ!!って思って。

楢原 2位0円だからね。あんな惜しいのに。半分とか、もう300万でもいいよな、別に。

――あの場面では賞金1000万のことは忘れてるんですね。

出井 完全に忘れてました。あのボードを見て、「あっ1000万取り逃した!」って思いましたね。

©深野未季/文藝春秋

今になってだんだん悔しくなってきてる(笑)

――二人で「ほんと悔しかったな」って言い合う時間はあったんですか。

出井 なかったよな。

楢原 その後すぐに着替えて、生放送やって。『アナザーストーリー』の密着もあって。僕は朝の4時まで(トム・ブラウン)布川さんと飲んで、それで『ラヴィット!』出るために5時半にTBS行って、むちゃくちゃでしたよ。感傷に浸る余裕もなく。

出井 でもお正月は意外とそんなにバタバタしなかった。

楢原 だから今になってだんだん悔しくなってきてる(笑)。チャンピオンだったらなあって思いながら。

出井 またM-1出なきゃいけないしんどさとね。さや香の新山から「準優勝の次の年はしんどいっすよ」って言われてたので。

――でもまた楽しみが増えました。お二人がチャンピオンになられた暁にはまたインタビューさせてください。

出井 頑張りたいですね。

――じゃあ我々はこの辺で失礼致します……。

楢原 で、文春さんはあと何握ってるんですか? こっちはそこ聞かないと終われませんよ!

©深野未季/文藝春秋

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