蒼川 今までは自分自身としか向き合ってこなかったので、他人の評価を過度に気にしたり「自分がどうあるか」に意識を向けている感じだったりしたんですけど。子どもが生まれてからは、自分がどう思われるかとか、SNSでどう見られるかとか、そういうのを気にしている暇がなくなったといいますか(笑)。それが私にとっては良かったみたいです。自分に固執しすぎていたところからちょっと離れられたのかな、と。
で、やっぱり子どもからすごく愛情をもらうんですよね。「この子のママは自分しかいないんだ」という意識が「自分を認めてあげること」につながったと思います。
蒼川愛さん流の「自己肯定感」との向き合い方
――近年「自己肯定感」という言葉がクローズアップされていて、それだけ自信のなさに悩む人が多いのだと思いますが、蒼川さんご自身は「自己肯定感」とどのように向き合っていますか。
蒼川 例えばSNSを見ているときに、ちょっとでも「羨ましいな」とか「いいな」という感情が芽生えたら、それ以上見ないようにしています。
現代人はSNSと共に生活しているので、他人のキラキラした投稿なんかを見続けると無意識のうちに自分と比べちゃったり、卑下しちゃったりすると思うんですね。もちろん、SNSで可愛い人を見て美容へのモチベーションが上がったりする場合もあると思うんですけど、気持ちが沈んでいるときは、とにかく見ないようにする。
――他人と自分を比較しない、というのは重要ですよね。
蒼川 気が付くとずっとSNSを見ているときとかあるじゃないですか。そうなるとやっぱり疲れちゃうので、それよりも鏡を見るとか、外に出かけるとか、どこかで切り替えるのがいいんじゃないかと思います。