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Netflixジャパンのコンテンツ部門バイスプレジデント坂本和隆氏の発言からもそれを裏付けることができる。個別に今後の方針について聞いた時だった。
「日本のマンガ文脈がある作品はポテンシャルがあるマーケットの1つだと思っています。たくさんの魅力的な作品があり、ファンベースで広がっていくことも強みにあります」と語っていた。
実際にNetflixシリーズ「ONE PIECE」と「幽☆遊☆白書」がヒットしたことで確信しているはずだ。
オリジナルのストーリーという道
2024年以降のNetflix日本発作品のラインナップをみると、話題作の中心はマンガやアニメ原作の実写版であることがわかる。
鈴木亮平が冴羽獠役の「シティーハンター」が2024年に全世界配信を予定し、またシーズン1&2を合わせた全世界の視聴時間が3億6800万時間に上る「今際の国のアリス」の最新作の撮影も始まっている。
シーズン3も山﨑賢人と土屋太鳳がW主演を続投し、原作マンガの世界観をいかしてオリジナルのストーリーが展開されるという。
これらもまた成功事例となれば、日本のマンガやアニメ原作を活用した実写マーケットはきっと作られるはずだ。
長谷川 朋子(はせがわ・ともこ)
テレビ業界ジャーナリスト
コラムニスト、放送ジャーナル社取締役、Tokyo Docs理事。1975年生まれ。ドラマ、バラエティー、ドキュメンタリー番組制作事情をテーマに、国内外の映像コンテンツビジネスの仕組みなどの分野で記事を執筆。東洋経済オンラインやForbesなどで連載をもつ。仏カンヌの番組見本市MIP取材を約10年続け、番組審査員や業界セミナー講師、行政支援プロジェクトのファシリテーターも務める。著書に『NETFLIX 戦略と流儀』(中公新書ラクレ)などがある。
テレビ業界ジャーナリスト
コラムニスト、放送ジャーナル社取締役、Tokyo Docs理事。1975年生まれ。ドラマ、バラエティー、ドキュメンタリー番組制作事情をテーマに、国内外の映像コンテンツビジネスの仕組みなどの分野で記事を執筆。東洋経済オンラインやForbesなどで連載をもつ。仏カンヌの番組見本市MIP取材を約10年続け、番組審査員や業界セミナー講師、行政支援プロジェクトのファシリテーターも務める。著書に『NETFLIX 戦略と流儀』(中公新書ラクレ)などがある。