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視聴者の方からのプレゼントは宝物

――大病だけでなく、30年間番組を継続していく中で、コンディションの悪い時もあったと思います。

磯野 二日酔いとかね、ありましたよ(笑)やっぱり。でも、この番組は3人だから、1人が調子悪くても、残りの2人がカバーしてくれるんです。

 長くやってると、相手の雰囲気で「今日はノリノリだな」とか「ちょっと具合が悪そう」とか、阿吽の呼吸でわかるんです。それは、直美ちゃんも由美ちゃんも同じじゃないかな。1人じゃないからやってこれた、という思いはありますよね。

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――ハガキで視聴者の反応もわかりますよね。

磯野 そうそう、これね、見て(と言ってカバンから出す)。番組を見てくれている70代の方が3人分、作って送ってくれたの。スーパーとかでお肉とか入れるポリ袋をしまっておけるケース。

 

 私、食べ残すのが嫌で、外食でも食べきれなかったものをお店の人にラップしてもらって、持ち帰っている話をしたんです。そうしたら、食品ロスに共感してくれて手作りして送ってくださったの。

――鳥の柄がかわいいですね。

磯野 私が小鳥を好きなことを知ってるから、シマエナガの模様にしてくれたんだと思うの。直美ちゃんは「ハナ」って名前の猫を飼ってたから花柄で、由美ちゃんは由美ちゃんらしい上品な柄だったわ。

 ちゃんと番組を見て生地も選んでくださったのがわかるから、宝物。いつも持ち歩いてる。

 

鳥の話は盛り上がるのに、石は全く反応がなくて…

――鳥といえば昨年、磯野さんは日本野鳥の会に入会されたんですよね。野鳥を好きになったきっかけは?

磯野 何年か前なんだけど、朝、窓を開けるじゃない。そうしたら、かわいらしい鳥の鳴き声が聞こえてくるのよ。で、調べていったら、シジュウカラという鳥だと分かって。そうしていろいろ興味を持っていくうちにもっと知りたくなって、日本野鳥の会に入ったの。鳥を好きになったおかげでカメラや登山までどんどん広がって楽しいです。

 鳥の話を番組ですると、すごく反応が返ってくるのね。でも、逆にまったく反応がないものもあって。「石」ね。