ハズキルーペで知られるHazuki Companyの松村謙三会長(65)が、副理事長を務める武蔵野東学園(東京都武蔵野市)で数々のトラブルを起こしている問題。その松村氏は、昨年12月8日に開かれた同学園の小学校での保護者説明会でも、保護者や対立する教師を罵る発言をしていたことが分かった。

 保護者が語る。

「この日は、小学校から武蔵野東中学校への内部進学を希望する小学校6年生の保護者向けの説明会でした。この場で、松村副理事長が約1時間半に渡り話したのですが、松村氏の罵声があまりにもひどく、保護者は皆、呆気に取られていました」

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「週刊文春」はこのときの音声記録を入手した。

保護者を罵倒、さらには“自慢話”も…

 松村氏が語りだしたのは、教員についてだ。同学園の教員は60歳定年で、それ以降は嘱託契約になる。それを松村氏が生徒に話したことについて、こう吐き捨てた。

〈「(60歳になったら)嘱託契約になるって話を私が生徒にした」って文句を言ってくるバカな母親がいたんですけど。社会常識を子どもに教えてるだけだ! それを何を言ってるんだって感じだ!〉

 さらには、こんな“自慢話”も披露。

〈実は私、成蹊学園出身で、安倍(晋三)さんの個人最大のスポンサーは私です。安倍さんとも亡くなる1カ月前に(ホテル)オークラで、うちの奥さん交えて会食しました〉

 そして話が終わり、壇から離れると、その場にいた妻と自分の20代の娘に向かって、こう一喝したのだ。

〈拍手ぐらいしろよ!〉

トラブルが相次ぐ松村謙三氏 ©時事通信社

 松村氏に一連の発言の真意について電話で直撃すると、こう答えた。

「もう弁護士先生から、記者から連絡があっても答えないようにしてくれと言われてるんですよ。これから僕、出かけなければならないんで」

 武蔵野東学園に改めて質問したが、期限までに回答はなかった。

 松村氏が明かした安倍氏との会話や、家族を学園の評議員にするという“宣言”、特定の教師を非難する発言の詳細、それらの実際の音声や保護者の切実な訴えなどは、「週刊文春 電子版」で配信している。

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