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復帰作『どうする家康』と“広瀬アリスの第三章”
10か月の休養から明けた復帰作が、初の大河ドラマ『どうする家康』(23年)である。いつも明るい笑顔で家康を支えるが、実は悲しい過去を隠していた側室・於愛の方を演じ、視聴者から絶賛を集めた。
広瀬は苛立っていた「暗黒期」を第一章、がむしゃらに頑張ってきた『わろてんか』から現在までを第二章と区切る。まもなくやってくる第三章については「長いですよ」と言いつつ、「この仕事だけではなくて、ほかに楽しいことを見つけたらそっちに行っちゃおうっていつでも思っています」と語る(arweb 同前)。
今のモットーは「いつでも逃げていいんだよ」(マイナビニュース 23年7月22日)。「自分のダメな部分や弱い部分、できない部分も肯定して、ときどき自分自身にご褒美をあげながら楽しく暮らしていきたい」とも語る(東京カレンダー 2023年10月26日)。
最近の話しぶりを見ていると、いい意味で肩の力が抜けているように感じる。汗をかいたら、裏に行って、汗を拭けばいい。スローダウンしつつも、第三章ではまた新しい広瀬アリスの姿を見せてくれそうだ。