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14歳上の芸人・おさると年の差婚→夫の度重なる改名→どん底生活も…山川恵里佳(42)が明かす、結婚後の“波瀾万丈な日々”《20年ぶりにグラビア復帰》

山川恵里佳さんインタビュー #2

2024/03/10
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 たとえば、どちらかが仕事をしてお金を稼ぐのが当たり前になって、そうじゃないほうが頼っていると、それが難しくなったときに不満に変わってしまう。私たちの仕事は安定が難しいので、どっちかが調子悪かったり、どっちかが難しい状況だったら、もう片方ができることをやったらいいじゃん。頑張ればいいじゃん。仕事がない時期もすごくおさるさんは頑張っていたから、その頑張っているのが当たり前って思っちゃいけなくて。

 難しい時期は、私もできることを探さなきゃいけないし、それはマネージャーさんにも共有してチームでやっていこうと。家事もそう。たとえば私が忙しかったら、掃除機とか、お風呂洗ったりとか、おさるさんがもちろんやります。そうですね、自立……自立とまた違うのか。

 

――いい自立ですよね。夫婦だけど大人の関係をちゃんと築けている。

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山川 頼るような期待のしかたはお互いにしちゃいけないなと思いました。もちろん応援はしますけど、期待はしない。仕事も家のことも全部そうですけど、大きく期待しすぎない。期待しないと言うと夢がない感じがするんですけど、ちょっと冷静に現実を見るスタンスでいなきゃいけないなというのは常に思うようにはしてますね。

「婚姻届っていうのは…」所ジョージから言われた言葉の“意味”

――家族を作る点でモデルにされている方はいらっしゃいますか。

山川 そうですね、デビューのときとかずっとお世話になったのは所ジョージさん。所さんもすっごいご家族思いで、もちろん仕事も真面目なんですけど、所さんから学ばせていただいていることはたくさんあります。

 たとえば番組の打ち上げって、メインの方はずっといるイメージだったんですけど、所さんは乾杯だけして、スタッフさんや演者さんに挨拶してくださったら、「じゃあ奥さんのご飯食べるんで」ってパッと帰るんですよ。スタッフさんや演者さんとの時間も大事にするけど、奥さんのご飯が一番おいしいからってサラッとおっしゃる。

 

――カッコいい。

山川 私たちが結婚したとき所さんに「婚姻届っていうのはここからこの2人が仲良くしますよっていう約束の紙だからね」って言われたんですよ。結婚がゴールなんじゃなくて、これからもっと相手のことを知って、もっと仲良くなるために協力していかなきゃいけないんだよ、ということをおっしゃりたかったんじゃないかと思います。やっぱり人間としても素晴らしいから、テレビもずっと続くし、ずっと人気もあるんだなと思いました。

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