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事務所の社長は「うちのタレントも結婚するんだ」と…

――山川さんの事務所のお気持ちもわかります。当時芸人さんと結婚するアイドルは珍しかったし、年齢差もありますし。

山川 そうだと思います。当時うちの事務所で結婚した人がいなくて、女の子のタレントさんばっかりだったので。私がそのとき第1号になって、社長もいいきっかけになったような感じでした。うちのタレントも結婚するんだと(笑)。

――事務所の中でも最初に道を切り開いたんですね、山川さんが。

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山川 結婚に関してはそうだったと思います。今でも後輩の子に会うと言われます。結婚しても芸能活動できるというのを、山川さんが示してくれて良かったですって。

 

「結婚して大丈夫だったのかな?」波瀾万丈な結婚生活で抱いた不安

――しかし結婚されてから、先ほどの書道家宣言があったり、その前には「おさる」から「モンキッキー」への改名があったり、なかなか波瀾万丈な結婚生活だったのではないかと。一番近くにいる家族として山川さんはどんなことを考えていたのでしょうか。

山川 今はもういろいろ自分の中で消化できて大丈夫になりましたけど、すごく不安に思っていた時期はありました。あれ? おさるさんと結婚して大丈夫だったのかな? って。それを本人にも言ってました。おさるさんに「恵里佳、ほんとにやばいなと思ったら言ってよ」と言われたときに「いやいやいや、それ今なんだけど」って(笑)。

 おさるさん、ほんとそういうの全然何も気づかない人なんですよね。いい意味でも悪い意味でもなんですけど、ほんとにまっすぐで純粋な人なので、一緒にいるんだから楽しいでしょ、大丈夫でしょみたいな。

――ああ……ピュアにこられると何も言えない……。

山川 ただほんとに……いい人なんですよね、性格が。すごく性格がいい人で、たとえばですけど、他の人と結婚したらどうだっただろうと考えても、ここまで性格良くて、家族のことも私のことも純粋に思ってくれる人ってなかなかいないのかなって思う。そういう何事にも代えられないものがあるのかもしれないって、あるとき思ったんですよね。

 あと、とにかく子供に対して素晴らしいお父さんなんですよ。