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過去には「週刊文春」の取材に応じたことも
「週刊文春」が丸山に取材したのは2021年4月のこと。前月に亡くなったバルセロナ五輪柔道金メダリストの古賀稔彦(享年53)についてインタビューに応じたのだ。“平成の三四郎”はバルセロナ五輪の直前に吉田秀彦との乱取り中に左膝を負傷。その当時を丸山はこう振り返っていた。
「試合当日までほとんど寝たきりの状態で、監督やコーチには『最悪です』とケガの状態を報告していました。練習ができないので減量をするためにほぼ飲まず食わずでした。そんな崖っぷちな状況に関わらず、古賀は『先輩、大丈夫っすよ。金メダル獲りますから』と言い放っていましたからね。
球技や水泳などがからっきしで運動音痴かと思うほどで、ベンチプレスも80キロ挙がるか挙がらないか。それなのにいざ道場で組むと“柔道力”がすごいんです。“切る”つまり相手に組ませない技術も半端なく、“柔道の申し子”かと思いましたよ」