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 前出の番記者は意味深な言い回しで、こう続ける。

「大谷は囲み取材では、婚約は昨年と明らかにしていました。ですが、入籍日は『特に言わなくていいのかなと思っている』とはぐらかしています。しかし今思えば、日本に帰り1月11日に米大使館に出向いたのは奥さんのビザ発給のためだった可能性もあります。この一時帰国の機会に、入籍の手続きを取ったことは十分に考えられると思っています」

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報道に対して異例の「この様な事実は一切ありません」

 大谷の変化はさらに続いた。1月31日に「大谷の通訳である水原一平氏の妻が元ファイターズガールで、チアリーダーだった女性から大谷を紹介してと言われて困惑している」と一部週刊誌メディアが報じた。

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 これに対し、水原氏はインスタグラムで妻は一般人であると否定。さらに大谷は水原氏よりも前にインスタグラムのストーリーズで「一平さん夫妻にこの様な事実は一切ありません。事実とは異なる報道が多数ありますので皆さまご注意ください」と投稿した。

 通訳の水原一平氏

「大谷はこれまで、自分のことでたとえ事実と異なる記事などが出ても、クレームを付けることはなく、『間違ったことがいっぱい出ていますよね』と他人事のようでした。同じメジャーリーガーでも自身の書かれ方に敏感で、時に記者に注文を付けるダル(ダルビッシュ有=パドレス)やマー君(田中将大=楽天)とは正反対のスタンスですが、水原さんの時は違いました。自分のことはともかく、自分の家族のような存在に対する事実と違った報道は看過できない、ということでしょう。この時すでに、奥さんのことや周囲の親族に同様のことが起こることを予期し、けん制していたのかもしれません」(同記者)

 インスタでの結婚報告の文面は、こう結ばれていた。「今後も両親族を含め無許可での取材等はお控えいただきますよう宜しくお願い申し上げます」

 丁寧ながら家族を守る断固たる意思が垣間見える言葉で、1カ月前のストーリーズの投稿と、点と点が結び付いた。