文春オンライン

心療内科で処方された抗うつ薬・抗不安薬を飲んだら症状が悪化…「うつ病」と間違いやすい「男性更年期障害」

source : 提携メディア

genre : ライフ, 医療, ヘルス

note

もし、中年の男性で以下のような症状がある方や、うつ病の治療中で1年以上改善しない場合は、ぜひ専門医を受診してください。

【男性更年期障害の症状】
1 エネルギーの低下:一般的な疲労感や活力の欠如。
2 気分の変動:気分の落ち込み、不安、イライラ感。
3 睡眠障害:睡眠の質の低下、不眠症、または過度に眠い。
4 性欲の減退:性的興味の減少や性的活動に対する意欲の低下。
5 勃起機能の問題:勃起を維持するのが難しくなる、勃起の質が低下する。
6 筋肉量と体力の低下:筋肉が減少し、以前よりも体力が落ちる。
7 体重増加:特に腹部周囲の脂肪が増加する。
8 骨密度の低下:骨がもろくなり、骨折しやすくなる。
9 集中力の低下:作業に集中するのが難しくなり、仕事や日常活動に影響が出る。
10 記憶力の問題:記憶力が低下し、物忘れが増える。

筋トレがテストステロンの分泌を促進

男性更年期障害の原因は、加齢によってテストステロンレベルが低下することです。

ADVERTISEMENT

そのため、男性更年期障害を完全に防ぐことは難しいですが、予防策を講じることはできます。

まず第1に、適度な運動があげられます。

テストステロンは筋肉、骨をつくるのに必要です。減少すると心臓病や骨粗鬆症などのリスクが高まる可能性があります。

週に数回の運動はホルモンバランスの安定によい影響を与え、心血管の健康や筋肉量と骨密度の維持にもつながります。

特に筋トレはテストステロンの分泌を促進します。ただ、筋トレのやりすぎは逆効果になることもあるので注意が必要です。

「牡蠣」「赤身肉」を食べる

第2に、バランスの良い食事はホルモンレベルを安定させます。

特に亜鉛の摂取は、テストステロンの生成を助けます。また、筋肉量や骨の健康維持のために、良質なタンパク質やビタミンD、カルシウムの摂取も重要です。

男性更年期障害対策におすすめの食材としては「牡蠣」や「赤身肉」があります。

また、食事とあわせて、ビタミンDやミネラルのサプリメントを適切に使用するのも、男性更年期障害の対策になります。

関連記事