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――今ライバルとして意識している相手はいますか?
「ウチの会社って結構特殊なことをやっているんです。半導体メーカーと言いながらも、AIのシステムやソリューションを開発して提供して、それでエコシステムを作り上げるというのはなかなか他のメーカーでやっていないことなんですね。だから直接的なコンペ(競争相手)というのは、あまり意識していませんね」
――急なキャッチアップはあり得ない?
「そう。僕たちが社内で話をしているのは、自分たち自身がいかに先頭に立って、市場を作れるか。パートナーや開発者の方をどう導くか、に主眼を置いています。何か製品対製品、サービス対サービスで比較するというのは、あまりないですね」
求人サイトに出ていた社員の年収とは
――求人サイトには、年収1000万、2000万と。
「まぁ人によります、職種によりますね」
――年収4900万円もあるとのニュースも見たのですが。
「えー!」
――アメリカでしょうか? 日本法人ではない?
「ないんじゃないですかね(笑)。でもエヌビディアだけじゃなくて、AI人材はやっぱりそのクラスが普通だと思います」
――優秀な方が集まっているというイメージがありますが、転職組が多い?
「そうですね、日本では新卒はまだとってなくて転職組がメインですよ。もちろんIT系がメインで、サーバーのメーカーから来た人もいれば、純粋なメーカーから来た人、研究者の方もいらっしゃいます。日々海外とやり取りする必要があるので英語は必須ですね」