《追悼・鳥山明》「僕は、軽口叩いて結構失敗してるんで」巨匠とは思えぬ気さくさで…“集英社「ドラゴンボール室」室長独立騒動“について「週刊文春」記者の直撃に生前語っていた“本音”

「じゃあ、名刺だけ頂いていきます。はい、どーもー」

　昨年8月。急に自宅を訪ねたにもかかわらず、丁寧に対応してくれた“巨匠”。その時の温かい声を、記者は鮮明に記憶している――。

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「本当に、本当に、残念です」

　3月8日、『Dr．スランプ』『ドラゴンボール』などで世界的に著名な漫画家・鳥山明氏が、3月1日に急性硬膜下血腫により亡くなっていたことが明らかになった。葬儀はすでに近親者のみにて執り行なわれたという。

　訃報を伝えた「週刊少年ジャンプ」の公式サイトでは、『電影少女』の桂正和氏、『ONE PIECE』の尾田栄一郎氏、『NARUTO』の岸本斉史氏など著名漫画家たちが追悼コメントを寄せた。

　鳥山氏がキャラクターデザインを務めた「ドラゴンクエスト」のゲームデザイナーとして知られる堀井雄二氏は同サイトでこう綴った。

〈まだ信じられない気持ちでいっぱいです。これ以上、なんて言えばいいのか言葉になりません。本当に、本当に、残念です〉

　実は、突然の訃報から遡ること7カ月前の昨年8月、「週刊文春」の記者は生前の鳥山氏を直撃取材していた。