一家に1台のゲーム機、という日本のゲーム文化を定着させた名プラットフォーム「スーパーファミコン」。1990年に発売され、国内だけで1700万台以上が販売されました。
文春オンラインでは、12月12日から今年1月4日にかけて「あなたがもう1度プレイしたいスーパーファミコンソフトはなんですか?」と題したアンケートを実施。発売時にはまだ生まれていなかった10代から「孫と一緒に遊んでいた」という80代、90代まで、計326人から熱い回答が寄せられました。
ここではその結果を、20位からのカウントダウン形式で紹介します。※1人につき3作品を選び、〔1位5点、2位3点、3位1点〕の合計得点で集計。
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【20位 桃太郎電鉄HAPPY】
20位にランクインしたのは、ハドソンが1996年に発売した「桃太郎電鉄HAPPY」。Nintendo Switchでの最新作も大ヒットし、累計販売本数は350万本超え。「HAPPY」はスーパーファミコンで出た最後の「桃鉄」で、“ボンビラス星”や“運賃改正”などが初登場しました。
「単純なすごろくですが、延々と楽しめました」(52歳・女性)
「遊びながら各地域の知識も身につくから」(3女性・35歳)
「性別や年齢関係なく、ドキドキしながら家族で楽しめる。一発逆転があるのでゴールするまで順位がわからないのも魅力」(男性・69歳)
【17位 アクトレイザー】
17位には同率で3作品が並びました。1つ目は、1990年にエニックスが発売した「アクトレイザー」。横スクロールのアクションパートと、街づくりを行なうシミュレーションモードが融合した珍しい作品でした。1993年には続編となる「アクトレイザー2 沈黙への聖戦」が発表されたほか、Nintendo Switchではリメイク版「アクトレイザー・ルネサンス」が配信されています。
「アクションも面白かったが、神様目線での町育成はそれまでにない新鮮さがあって良かった」(男性・45歳)
「音楽がかっこよかった」(男性・59歳)
「アクションの難易度もソコソコなので練習すれば苦手な人でもクリアできる。街づくりパートも良い箸休めだった」(男性・45歳)
【17位 ドラゴンクエストⅥ 幻の大地】
日本が誇るRPGの金字塔「ドラクエ」シリーズの6作目「ドラゴンクエストⅥ 幻の大地」もランクイン。3作続いた「天空シリーズ」の完結編となる作品です。2つの世界を行き来しながら冒険できる自由度の高さと、スーパーファミコンの限界に挑戦したリアルなグラフィックが衝撃を与えました。キャッチコピーは「DQ(ドラクエ)を超えるのは、DQだけ」。
「初めて触れたゲーム。病みつきになりました」(男性・66歳)
「グラフィックや音楽が最高にクール」(男性・47歳)
「全ての職業をまっとうするため、寝食を忘れてレベル上げに没頭した。危うく家族と不和になりかけた思い出深いゲームです」(男性・65歳)