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 ひとつのLEDの色が変化しただけでは、意外とその変化に気がつきにくいもの。特に近い色、例えば緑が黄色に、黄色が赤に変化した場合、信号のように点灯位置そのものも同時に変わらない限り、意外と変化に気づかないものです。これが色覚異常などで色そのものの判別が厳しい人であればなおさらです。

 しかし本製品はそうした色の変化に任せるのではなく、LEDの個数の変化によって表現しているため、LEDが光っている幅の広さによって、ステータスを判別できます。これならば、わざわざ注視しなくとも、視界の隅に入っているだけで十分に判別でき、見逃すこともありません。

 さらにユーティリティを使えば「明るさ」も調整できます。これを使えば、IMEがオフ(LEDが1個だけ)の時はより暗くして目立たなくさせたり、さらには完全に消灯させることもできますので、より判別が容易になります。欲を言えば、ほかのデバイスとLEDの色がかぶった時のために、色を変更できる機能があればなおよかったかもしれません。

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色や明るさが変化するのではなく、光っているLEDの個数が変化するため、しっかり注視していなくても変化に気づきやすい利点があります

 

専用ユーティリティでは明るさを調整できます

 

スライダを左端まで動かすと明るさが0、つまり消灯した状態になります。よりステータスの違いを把握したければこうした設定も有効です

初心者から上級者まで、一度使えば手放せなくなる

 画面を見ずに手元を見ながらの文字入力は、キーボードの配列に慣れていない初心者によくみられる行為です。数文字打ったあとで顔を上げて画面を見たところ、入力モードが異なっていて平仮名のはずが半角英数が入力されていたというのは、非常にストレスが溜まるものです。これが繰り返されることで、PCの操作がすっかり嫌になってしまう人もいるかもしれません。

パッケージはなく袋詰め。現状ではネット上でのみ販売されているようです

 こうした場合に、今回紹介した「iIME」は、スムーズな文字入力を助けてくれます。またPCの上級者の場合も、打鍵が速いと入力モードの間違いで入力する文字数はそれだけ増えるため、入力し直す文字数は増えることになります。こうした場合にも本製品があれば、間違って入力する文字数を減らすことができ、ストレスの軽減につながります。

 このように本製品は、PCにあまり詳しくない高齢者や、まだPCを使い始めたばかりで操作に不慣れな子供はもちろんのこと、今以上に入力効率を極めたいPCの上級者に至るまで、さまざまな人にフィットします。一度使えば手放せなくなる、文字通り縁の下の力持ちとでも呼ぶべきデバイスとしてオススメします。