毎年この季節になると、ツイッターでは「ついに平成〇年生まれの風俗嬢が誕生するのか……」という衝撃と興奮入り混じるツイートを多々観測する。男性客はもれなく「ウブな新人風俗嬢」を期待して店に来るわけだが、夢を見すぎると痛い目にあう。
「高校生の頃はずっとリフレやってました。卒業式が終わったので、デリの面接も受けてみるつもりです」
現18歳、高校を卒業したばかりのアヤ(仮名)は風俗こそ未経験だが、リフレ歴は2年になる。派遣型のJKリフレは、いまだに18歳未満を雇用している店舗が少なからずある。なかには全員18歳未満という噂のある店舗もあるから驚きだ。アヤがあっさりと語る。
「別に珍しくないですよ。アイドルとかにハマって金欠の友達同士で働ける店を紹介しあってるんで。リフレは基本、プレイ料金のバックは3000円くらいしかなくて、そこからいわゆる『裏オプション』で稼ぐ。最初は抵抗があってもまずハグを許して、次にキスを許して次に触られるのを許して……ってだんだん貞操観念が薄まっていく。
お金もらえるなら、どうでもよくなりますよね。でも、リフレはオプションの交渉に失敗したらあまり稼げない。だったら、デリで本番してお金もらうほうがいいかなって思ってます」
リフレ経験者はナメてる子が多い
ある風俗店の店員によると、「リフレやってた子は客をナメてる子が多いですね(笑)。でも、ホントに地味で男慣れしてない子もたくさんいます。3月は一年で一番、いろんな若い子と遊べる時期だと思いますよ」とのこと。
風俗嬢と店と客の欲望が重なり、歌舞伎町の春は、性的消費のサイクルを最も感じる季節だ。