文春オンライン
「ついていきます、組長!」石田泰尚と鈴木愛理が“クラシック”の舞台で異色コラボ! 初の音合わせは「とてもロマンチック」

「ついていきます、組長!」石田泰尚と鈴木愛理が“クラシック”の舞台で異色コラボ! 初の音合わせは「とてもロマンチック」

石田泰尚×鈴木愛理インタビュー #1

note

一人カラオケで4時間猛特訓

——リハで歌い終えた際も「はぁ、贅沢だ……」と感嘆していらっしゃいましたね。昨日X(旧Twitter)に投稿されていましたが、リハーサルに臨むにあたって、カラオケに一人でこもって4時間練習されたそうですね?

石田 ……すごいですね。

鈴木 デンモクで曲は入れずに、練習用にいただいた音源をiPadから最大音量で流しながら。マイクの音量は3くらいに絞って、ひたすら大きな声を出して一人で歌っていました。

ADVERTISEMENT

撮影=杉山拓也/文藝春秋

——ふだんもカラオケで練習されるんですか?

鈴木 いえ、あんまり行かないんですよ。でも今回は初めて尽くしのコンサートですし、どうにか練習しておかなきゃ怖いなと思って。昨日はちょうど仕事が早く終わったので、カラオケはフリータイムがお得らしいという情報を頼りに、あまり混み合わなさそうなお店を調べて飛び込んでみました。お隣の部屋の方はずっと乃木坂さんの曲を熱唱していましたね(笑)。

セットリストは「パッと浮かぶんですよ」

——一人カラオケのおかげでしょうか、コラボ1曲目の『異邦人』から喉が開いていらっしゃるようでした。

鈴木 いやいやいや!『異邦人』はお母さんの十八番なんです。小さい頃から車の中でずっと聞いていたので、歌うとホッとするなって。それもあって、入口の曲にしてもらいました。

——なるほど。セットリスト全体に込めた思いも伺えますか?

鈴木 石田さんはいつもどうやってセトリを組むんですか?

石田 すごい適当なんですよ。

鈴木 そんな(笑)。いい意味で、ですよね?

石田 まあ……石田組の場合は、けっこうパッと浮かぶんですよ。「たぶんこの順番なら、お客さんも盛り上がるな」とか。もちろんマネージャーとも相談するんですけど、基本の流れは思いつくので。今回は主催のビルボードクラシックスさんから「石田組の定番曲」ということでいくつか候補を出してもらって、「ああ、いいんじゃない。うん、うん、いいよこれで」って。

鈴木 早い(笑)。

石田 ただ、愛理さんのファンもいらっしゃるし、ふだん弦楽器とかクラシックを聞かない方でも知っている曲を入れるようにはしました。しかもクラシックがあってタンゴがあって映画音楽もロックもあってと、いろんなジャンルを聞ける構成がいいだろうなと。石田組のプログラムもそこは意識していますね。

鈴木 適当って、全然そんなことないじゃないですか! 私も今回歌ううち、半分は自分の持ち曲、もう半分は石田組のファンの皆さんにもなじみがある曲のカバーにしてみました。