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 うそ~、思ってないですよね。毎回ニヤニヤして楽しそうでしたよ! でも、宮世さんが緊張していたなんて、意外です。宮世さんって、「俺について来い」という主人公タイプのムードメーカーなんですよ。誰に対してもフレンドリーですし、いつもポジティブな言葉でみんなを励ましてくれるので、現場がいつも楽しくて。撮影最終日には「今日でこの現場、最後になります」って「旅立ちの日」を歌いながら現場に入ってきてくれて。こんなサプライズを用意して笑わせてくれる方は、なかなかいないですよね。

2023年からは音楽活動にも力を入れている宮世琉弥。撮影現場ではオリジナルのラップを披露して場を和ませていたという ©深野未季/文藝春秋

宮世 あれは狙ったわけじゃなくて、今日で最後だなと思ったら、無意識にスマホで曲探して、そのまま歌いながら入場しちゃっただけなんですけど(笑)。

監督に挑戦状をたたきつけるつもりで撮影に

──共演者も同年代が多く、和気あいあいとした撮影現場だったのですね。

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宮世 はい、すごく楽しかったです。監督が結構ツンデレな方で、これ、現場では一度も言ったことがないんですけど、オミくんのツンデレ演技は、実は結構監督から技を盗んだんですよ。それと、胸キュンの技術も今回たくさん引き出しを監督から教えてもらいました(笑)。

©2024「恋わずらいのエリー」製作委員会 ©藤もも/講談社
©2024「恋わずらいのエリー」製作委員会 ©藤もも/講談社

 わかります…! 私も現場に入るときに「今日もモニター前にいる監督を笑わせよう」と、監督に挑戦状をたたきつけるつもりで、意気込んでいました。変顔シーン対策で、現場に入る前に顔のストレッチをして表情ほぐしたり。