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 更にこの状態は、他の色味にヘアカラーすることも困難になります。

 ヘナで染めたオレンジの髪には他の色を乗せても、オレンジが邪魔をして思い通りに着色できません。

 それ故、お客様から「別の色にしたい」とオーダーされても、すでにヘナを施した髪では、対応する解決策がほとんどなくなってしまうのです。

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(3)ドレッドヘアやコーンロウは、一般の美容室ではできない

©AFLO

 近年のHIPHOPカルチャーの流行は髪型にも影響を与えています。ただ、「アフロヘア」や「ドレッドヘア」は魅力的なヘアスタイルですが、これらは一般の美容室では施すことはできません。仮にオーダーしても、ほとんどの美容室でお断りされるでしょう。

「コーンロウ」や「ブレイズ」などもそれに当たりますが、これらは一般的な美容室では「日常的に施す」機会がありません。そのため、このような「ヘアスタイル」は、技術的にやったことがない美容室の方が大多数なのです。

 一般的な美容師からすると、アフロやドレッドを作る技術は学校では教わってきていないですし、具体的な方法やコツを知らない美容師が多数です。

 そのためこれらを注文したい時は、コーンロウやドレッドヘアを専門でやっているお店を訪ねるようにしましょう。

薬剤も技術も進化し続ける

 ファッションに対する価値観は、どの時代にも変容を続けています。それに準じて、ニーズのある薬剤や技術もまた、日進月歩で進化し続けています。

 我々美容師も、その都度勉強を重ねて習得していますから、数年後にはあっと驚くようなヘアスタイルが普及するかもしれませんね。