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 風俗業界における「クソ客」はさらに多様だ。本番行為を無理やり求めるような客から時間外サービスを要求する客などさまざまだが、最近、風俗嬢たちのSNSで盛り上がっているのが「60分フリー田中」というワードである。

「60分フリー田中」はなぜ嫌われる?

 60分のショートタイムで指名をしないで入る客のことで、「田中」というのは風俗を訪れる客のなかで最も多い偽名なのだという。つまり、「ショートタイム指名なしで入る客」のことを総称して「60分フリー田中」と呼ぶらしいが、なぜこの客が嫌われるのか。

「指名料金の2000円をケチるために、こっちがヒマで待機している時間を狙ってフリーで入ってくるの。で、部屋で会ったら、『〇〇ちゃん来ると思って狙ってた! ラッキー!』とか直接言ってくる。そんなに会いたいなら2000円くらいケチるなよって感じ。正直、相手が『フリー田中』だと、接客も手抜きになりますね」(ミサ)

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写真はイメージ ©getty

 挙げ句の果てには泥酔して部屋で脱糞する、まさに「クソ客」までいるというから驚きだ。

 カネを払っているんだからと、水商売や風俗の女性をモノ扱いする男性客も少なくないが、そのカネはサービスに対する対価である。それ以上のことを強要したりすれば、当然、「クソ客」認定を受けることになる。

 ちなみに、ツイッターで「#クソ客のいる生活」と検索すると、さまざまなクソ客エピソードが見られるので暇つぶしに覗いてみてはいかがだろうか。