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最上 意識しているのは、パーマだけですね。太郎さんは普段メガネをしていませんが、僕は照明がまぶしいので掛けています。なので、クルクルのパーマをかけると太郎さんに似る。それだけですね。

――同じ美容院に行ったりとかは?

最上 さすがにそこまではしないです!(笑)

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ついには“奥様の高田万由子さん”にも間違えられる

――街なかでも太郎さんに間違えられることが多いそうですが、初めて間違えられたときのことを覚えていますか?

最上 覚えていますよ。日比谷ミッドタウンでコーヒーを飲みながら読書していたときのことです。視線を感じて顔を上げたら、目を輝かせて近づいてくる外国人の方がいたんです。僕は英語がわからないんですが、それでも「ベリーフェイマスヴァイオリニスト!!」みたいなことを言っているのに気づいたんです。

 もちろん誤解を解かなければいけないので、「ノーノー!!」と答えながら、僕がSNSに上げた太郎さんとのツーショットを見せました。「こっちの人があなたの知っているフェイマスヴァイオリニストだよ!」と説明してあげたのが最初でしたね。

©釜谷洋史/文藝春秋

――最初に間違えられたのは、外国人の方だったとは。

最上 太郎さんの知名度はやはり世界的なものなんだと再認識しました。あと、それ以外だと、乃木坂46のコンサートでも太郎さんに間違えられたことがあります。

 その日はもちろんオーボエ奏者として参加したんですが、僕の顔が会場のスクリーンで大写しになったのを見た観客が「すげぇ! 葉加瀬太郎が出てるよ!!」とSNSに書き込んで話題を集めたことがありました。その後、コンサートマスターの今野均さんが「違います!」と訂正の投稿して下さったり……。

――太郎さんの偉大さがわかるエピソードです(笑)。