3月24日に終了した競泳のパリ五輪代表選考会。競泳はこの選考会の結果だけで代表が決まる「一発選考」なので、怖さやら緊張感やらも一層強く感じる。
そんな大会の熱気に水をさす思いがけないニュースが飛び込んできたのは、大会2日目の18日のこと。元競泳選手で金メダリストの萩野公介(29)とシンガーソングライターのmiwa(33)が離婚したという。
2018年に交際が伝えられ、萩野がモチベーションに問題を抱えて休養したときもmiwはそんな彼を懸命に支えたという。2019年に結婚し、「理想の夫婦」という印象が強かっただけに、驚きの声があがった。
しかし水泳界では、萩野のライバルだった瀬戸大也(29)の不倫騒動が記憶に新しく、「競泳選手の生活ぶりに問題があるのでは……」という声も上がっているという。
今回の選考会には瀬戸も出場しており、得意の400m個人メドレーで代表を逃し、最後の200m個人メドレーでようやく代表入りするなど注目を集めていたことも、連想を誘ったのかもしれない。この“競泳選手の生活”問題についてある記者はこう語る。
「競泳界のスター2名が相次いで不倫、離婚ですからね。たしかに競泳は個人競技なので時間が不定期だったりする部分はありますが、今回の件は萩野と瀬戸の個人的な問題が大きいと思いますけどね」
「総じてストイックなもんですよ、ただ…」
オリンピック競技の選手が、普段どんな生活を送っているかは実はそれほど知られていない。競泳の選手は一体どんな生活をおくっているのだろう?
「いたって地味ですよ。選手はみんな所属しているクラブや大学があって、基本的にはそのプールで毎日練習しています。選手によって練習時間が違いますけど、多いのは午前中に2~3時間泳いで、午後に陸上トレーニングとプールでの練習を2時間くらい。施設のスケジュールもあるので、一般に想像されているよりも時間が決まった生活です。オフは週に1日の選手が多いですね」
日々のスケジュールが読みやすく、夜もそれほど遅くないとなれば家族のための時間は取りやすいように聞こえる。
「個人競技とは言っても練習はチームのコーチに指導を受けるわけで、競泳に限らずどの競技も意外と自由時間はないですね。卓球やバドミントンのように海外遠征が多かったり、合宿が多い競技などもありますが、総じてストイックなもんですよ」
それほどスケジュールが細かく決まっているとすれば、離婚はともかく不倫というのはかなりアスリートにとってハードルが高いものなのだろうか。