また3代目としてアシスタントをさせてもらったのも事実で、私がどんなにできなかったとしても、私が自分のことをどういうふうに評価しても3代目アシスタントとして『モヤさま』の歴史の一部であることは変わりないからって、番組を卒業するときにみなさん言ってくださって。ほんと家族みたいな感じですよね。みんな受け入れてくれているんだなって思えてきたのが、子どもが生まれてから。なんとなく心持ちが変わって来たのはその辺ぐらいからかもしれないです。
――2021年にお子さんが生まれて、お気持ちに変化が生まれたということでしょうか?
福田 子どもが生まれるといい意味で諦めがつくようになりました。自分の準備が万端じゃなくても出掛けなきゃいけないし、子どもが泣いちゃったらいろいろな作業を中断していくしかない。でも「まぁ、できなかったもんね」って、いつの間にか思えていたのは直近ですね。母は強しじゃないですけど、メンタル面がより強くなっていったというか、自分のことも受け入れられるようになったのはあるかもしれないです。
――そもそも、福田さんが『モヤさま』で失敗していたとは全く思えないのですが…。
福田 そう仰ってくださるのはすごくありがたいです。あのとき良かったとか、福田さんのときよく観てたよ! って言ってもらえるとすごく嬉しいんですけど、私的にはやっぱりできてなかった。できてなかったっていうよりは、ご迷惑をかけたな。泣きっぱなしですみませんって感じだったので、そうやって言って頂けると心穏やかになります。
エゴサーチってするんですか?
――『モヤさま』の経験は今後に活かされそうですか?
福田 『モヤさま』に限った話じゃないですけど結局、周りの声…というか、ネットの声を聞き過ぎて自分が見えなくなったところもあったので、やっぱり自分の心が強いときじゃないとSNSも見ちゃいけないなと思います。
今回の転職に関しても「よくわからない選択をする人だね」みたいなことを書かれたりとか、『モヤさま』でも私すごくパーティーする人みたいになってるので(笑)、パーティーしてベンチャーね、うんうん、社員となんかあった? みたいな書かれ方をしていて、何がどうなってそう書いちゃうんだろうとは思うんですけど、そういうのを気にし過ぎないようにしないといけないし。何を言われても自分が信念をもってやっているはずだから、自分を信じてあげられるように、とは思います。