テレビ東京アナウンサー時代、「モヤモヤさまぁ~ず2」そしてスポーツ現場での取材など充実した日々を送っていた福田典子。しかし、順風満帆に見えた陰では人知れず思い悩んでいたこともあったという。壁にぶつかっていた彼女を救ったきっかけは…。(全2回の後編/前編を読む)
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悩みに悩んでいた日々
――2019年に「モヤモヤさまぁ~ず2」の3代目アシスタントを卒業して、先日は約5年ぶりの出演となる「退社ロケ」がありました。番組卒業当時と比べて気持ちの変化はありましたか?
福田 私が3代目で出ている頃は悩みに悩んでいたのと、退社ロケのときは久しぶりでしたし4代目の田中(瞳)がいるので私が撮れ高を作らなくても田中がやってくれるだろうなといった安心感もあったと思います。さまぁ~ずのおふたりにも最後だからもういいだろうとか言われながら(笑)、本当に楽しく退社ロケさせて頂いて。
――悩みに悩んだというのはどのあたりでしょうか?
福田 今思えば、もっと自分の殻を破れたら良かったなって思います。当時はアナウンサーとしてどう振る舞うべきかとすごく考えてしまって。福岡から東京に出てきて全国ネットに乗るから、ちゃんとしなきゃといった気持ちがたぶん拭いきれなかったと思うんです。
さまぁ~ずのおふたりとも打ち解けてはいたけれど、たぶんさらけ出せていなくて。私の中ではずっとどうしたらいいかわからない。3代目が終わる卒業ロケでも5回くらい泣いてるんですけど、もしかしたら気持ちが楽になって振る舞い方もオープンになっていたかもしれないです。すみません、いっぱいご迷惑をお掛けして、みたいな気持ちです。
――さまぁ~ずのおふたりに相談することはありましたか?
福田 ありました。おふたりとも「俺たちがどうにかするし、なにやってもいいから。でも、打席に立ってバットを振ってくれないとどうしようもないから、バットだけは振ってくれ。チャレンジはして欲しい」と仰って下さいました。でもそのチャレンジの仕方が間違っていたんですよね、多分。だから本当に下手だったと思いますし、視聴者の方が温かいので、できない私を面白がってくれていたのは救われたなって思います。バラエティー向いてないと思うんですよ、私(笑)。
――テレビ東京のエースが代々『モヤさま』のアシスタントについていました。プレッシャーを感じることはありましたか?