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「できない自分をさらけ出す勇気がなかった」テレ東アナ時代“モヤモヤ”していた福田典子(33)を救った“さまぁ~ずの言葉”

福田典子インタビュー#2

2024/04/20

genre : エンタメ, 芸能

note

――えっ? エゴサーチとかされるんですか…?

福田 しますね(笑)。よくないと思うんですけど、一日に1回はしちゃうと思います。電車でも休憩中でも時間があるとつい。

 

やらなきゃ良かったと思うことはありませんか?

――エゴサーチをした後、やらなきゃ良かったと思ったりしませんか?

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福田 『モヤさま』が終わってからそこまで悪く書かれることってないんですけど、『モヤさま』ファンって温かいんですよ。逆に好き過ぎて「狩野さんが良かった」とか「大江さんが良かった」「やっぱ田中はできるよな」って、たぶん私を傷つけようとしているわけじゃないと思うんですけど、遠回しに私が勝手に傷ついているところがあって、そういうのって見にいかなきゃいいじゃないですか。見にいかなきゃいいのに見にいっちゃうし、見にいくなら傷つかなきゃいいんですけど、つい見ちゃってまた落ち込んでしまう…。

 もちろん評価されて嬉しい気持ちもあるので、温かいコメントだけ覚えていればいいんですけど、10あるうち1の悪いコメントを覚えちゃって、それを反芻するから余計に気持ちが暗くなってしまうとか。前までは悪いコメントを口にだして、それが記憶に刻まれてさらに自分で自分を傷つけるような感じだったので、できるだけポジティブなコメントを記憶するようにしています。

 

ちゃんと自分と向き合って前に進みたいです

――今回の転職もエゴサーチされたのでしょうか?

福田 しましたね。でも「新天地での活躍祈っています!」って前向きなコメントも多かったですね。転職に関してはいろいろな意見もあるかと思いますが、純粋に応援してくれる人が多いので嬉しいです。

――福田さんの活躍を見て元気をもらう人も多そうですね。

福田 そういう方が多いのであれば、嬉しいです。今の私があるのは、RKB毎日放送やテレビ東京での経験があってこそなので、本当に感謝しています。もちろんフリーになることや、大企業を辞めてベンチャーで働くことが必ずしも正解ではないですが、辞めても辞めなくても自分が楽しくワクワク仕事ができるなら素敵なことだと思います。

 私はテレビ局を退職はしましたが、やっぱりテレビの力を知っている一人なので、これからもテレビの力をお借りしていきたいなと思います。歯や健康のことを学んでSCOグループの広報として発信もしていきながら、フリーアナウンサーとしてもチャレンジしていく。ちゃんと自分と向き合って、自分の声を聞いて、やりたいことをやりながら前に進んでいけたらと思っています。

撮影 深野未季/文藝春秋

「できない自分をさらけ出す勇気がなかった」テレ東アナ時代“モヤモヤ”していた福田典子(33)を救った“さまぁ~ずの言葉”

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