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 昨年から滝沢社長が手掛けていた新人発掘オーディション。選ばれた者たちはTOBE研修生として、無料でレッスンを重ねていた。

 そして東京ドームの初日となった3月14日。公式サイトで結成が発表された「wink first」の写真は業界にざわめきを起こしたのだ。

wink first(TOBEのXより)

11歳~13歳の幼い少年たちの姿に“賛否両論”

「青と白を基調にした衣装を着て、11歳から13歳の少年たちだというけれど、とにかく幼く従順に見える。これまで報じられてきたジャニー氏の性加害問題における数多くの少年たちの被害を、連想しなかった人は少ないと思う。

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 もちろん滝沢がジャニーイズムの暗部を踏襲しているというわけではなく、新たなアイドルのデビューに向けての一段階にすぎないわけですが、世間に染み付いたイメージというのは頑強なものだとしみじみ感じましたね」(映像プロデューサー)

滝沢秀明(本人のInstagramより)

 2018年9月。滝沢が表舞台を引退し裏方に徹すると発表した際、めずらしくリリースされたジャニー喜多川氏のコメントにはこうあった。

〈今般、滝沢秀明がタレントとしての経験と知識を生かし、『ジャニーズJrたちの育成で、ジャニーさんを手伝いたい。』と言ってくれた時、私は驚きと共に嬉しくて涙がこぼれそうでした。このような決断をしてくれた滝沢には心より感謝しています。(中略)

 私の頼もしい後継者達が今後も切磋琢磨して皆様が求めるエンターテイメントをお届けする為に頑張ってくれることに期待しています〉

TOBEのイベントを観て感じた、“大きな違い”

 第二の父のごとくジャニー氏を慕い師事し、その生き方すら変えた滝沢にとって、経験値となっている「新人育成」の方法は旧ジャニーズスタイルによるところが大きい。

「ジャニーイズムが“呪縛”となっているのではと勝手な心配もしました。が、TOBEのイベントを観て大きな違いを感じたこともあった。

 バックダンサーに女性がいて、『Number_i』らとダンスをしてたんです。これは旧ジャニーズでは、ほぼ見られなかった光景です。

 TOBEのオーディションの募集要項に男女の記載はなく、実際に女子がチャレンジに来ていたとも聞いています。いずれ発表される研修生グループに、女の子がいる可能性は充分にありますよ」(前出・映像プロデューサー)

 そのときに改めて、独自性がクリアに発揮されるのだろう。

 6月には、東京・有明アリーナで半月近くTOBEの「IMP.」、北山宏光、「Number_i」、三宅健が計14公演を行う予定となっている。サプライズの発表があるかもしれない。