慶應神童政治家の多くは2世と3世
慶應神童政治家の多くは2世3世である。石破、石原伸晃とその弟の石原宏高(1983年)、河野しかり。
政治家は子どもを慶應中学、高校に入れたがるほど、慶應が大好きなのだろう。
慶應高校出身の政治家には総理、大臣経験者、派閥領袖の子、孫がズラリと並ぶ。
中曽根弘文(1964年)、父は中曽根康弘。
中曽根康隆(2000年)、父は中曽根弘文、祖父は康弘。母は前川喜平の妹。
江崎洋一郎(1977年)、父は江崎真澄。
奥野信亮(1962年)、父は奥野誠亮。
伊藤信太郎(1972年)、父は伊藤宗一郎。
岸信夫(1977年)、父は安倍晋太郎、祖父は岸信介で岸家に養子縁組。安倍晋三は実兄。
福田達夫(1985年)、祖父は福田赳夫、父は福田康夫。
高村正大(1989年)、父は高村正彦。
亀井善太郎(1989年)、父は亀井善之。
山岡達丸(1998年)、父は山岡賢次。
竹下亘(1965年)は竹下登元総理の異母弟にあたる。
2017年3月、国会対策委員長だった竹下は、籠池泰典が安倍晋三総理側から100万円の寄付を受けたと説明したことについて、「総理に対する侮辱だ。たださなきゃいけない」と、安倍総理を援護するために、籠池の証人喚問を決めてしまった。
その1年後、自身が所属する額賀派(平成研究会、55人)のお家騒動が起こり、竹下は同派の会長となった。竹下派の誕生であり、竹下も総裁候補と言えよう。
派閥会長になってから、総理への忠誠心が薄らいだのか、森友学園の国有地売却問題について、「昭恵さんが迷惑をかけたことは事実だが」とつい口走ってしまった。その後、「関与していたことと迷惑をかけたことは分けて考えないといけない」とフォローしたが、安倍「命」はややトーンダウン気味だ。
発言が軽く、変わり者の慶應神童
石破、石原、河野、竹下などの慶應神童政治家は総裁候補に今後なるだろうが、発言があまりに軽すぎる。そして、変わり者だ。
ポスト安倍として、彼ら慶應神童に国の行く末をまかせていいものなのか。それでもウソをついているかもしれない安倍晋三よりはましなのか。国民にとっては、あまり幸福ではない選択肢である。
(敬称略)