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「さっきのローションの話につながるんだけど」
「そこから、歌唱力系のレッスンをやろうとなり、Xは『そこで、さっきのローションの話につながるんだけど』と言い始めました。レッスンにローションが絡むのは嫌だったので、『ローションの話はいいです、とりあえず』と言いましたが、Xは『いや、おんなじやねん。実はつながっていて』とまた熱心に話し始めました」
A氏はX氏のレッスンを受け始めたときから、X氏の許可をもらって復習のためにレッスンの音声を記録していた。小誌記者も、このやり取りの音声を確認した(「週刊文春」電子版で公開中)。
X氏はA氏の歌が、一曲を通して平坦な印象だと言い、声帯を締めたり、緩めたりしながら発声する「AV男優のモノマネ」で表現力が身につくと力説した。
「表現力と、高音を出すことが、僕が歌手を目指すうえで克服すべき課題だというのは、二人の共通の認識でした。鼻の手術後も歌が劇的に変わっていない状況に焦っていたこともあり、Xの話を真剣に聞かざるを得ない状況でした」
X氏は手淫を含むエロ系のレッスンをすることによって、多くの生徒の表現力が上がったと話した。
A氏はX氏のブースに呼ばれた。4畳半ほどのブースのドアには、細長いガラス窓がついていたが、X氏は外からブース内を見られないように、内側からコートやカーディガンなどの上着をかけるのが常だったという。