文春オンライン

連載THIS WEEK

「宝塚の伝統を汚す」と非難された全裸、60代でもミニスカ…黒木瞳(63)が“異次元の若見えお婆ちゃん”になるまで

note

 テレ朝の深夜ドラマ「JKと六法全書」に主人公の祖母役で出演中の黒木瞳(63)が話題を集めている。

「権力志向の強い弁護士会会長役で、黒木らしい気の強さは出ているが、女子高生の孫がいるお婆ちゃんには見えない。ネット上では“異次元の若見え”などと騒がれている」(放送記者)

 黒木は現在、NHKドラマ「燕は戻ってこない」でも、孫の誕生を待ち望む高齢の母親役を務めている。

ADVERTISEMENT

「5月3日の『チコちゃんに叱られる!』にも番宣も兼ねて初出演。『目薬が差せない』などと意外なエピソードを披露した」(同前)

「黒木瞳」の名付け親は同郷の作家・五木寛之氏 ©時事通信社

「宝塚の伝統を汚す」と非難された全裸シーン

 福岡県・黒木町出身の黒木は、高校時代に宝塚公演を3度見て応募を決意。22倍の競争を勝ち抜き月組の娘役に。史上最速の2年目でトップスター大地真央の相手役に抜擢された。

「大地が朝日放送の『おはよう朝日です・土曜日です』にアシスタントで出ていた黒木の度胸の良さを見て相手役に指名したのです」(演劇関係者)

 85年、大地に合わせるように退団。25歳で上京し翌年、渡辺淳一氏原作の映画「化身」に主演した。

「全裸シーンに『宝塚の伝統を汚す』と非難の声もあったが、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。ドラマでもサスペンスを中心に活躍の場をどんどん広げていった」(元テレビ誌編集者)