「女性が誘導される海外売春は明らかな組織犯罪」ホストに貢ぐ日本人女性が“出稼ぎ売春”でムシられる異常構造について

　特に、SNSで語られる疑似恋愛問題と、実際に起きている事件としてのホスト・美容整形問題とは、仕方がないこととはいえ当事者と外野・評論家の問題に近く、切実度が段違いになっています。事件の表層的なところだけが切り取られてネットでいくら論争しても、トクリュウ以下犯罪組織の関与については立件されて裁判で有罪が出ない限り本当のことはなかなか分かりません。

　一連の問題は、もはや中国系マフィアが日本人女性をホスト・美容整形をエサに国際的な売春をさせられているという国際事犯なのだ、という理解を持たなければ解像度はあげられないと思います。また、それを日本の警察庁や政府がどこまで国民の疑似恋愛的な性風俗産業の消費に立ち行ったり監視したりするべきかというデリケートなところまで議論せねばならず、非常に微妙なのです。

りりちゃんマニュアルを見て笑ってる場合じゃなくなりつつあるんですよ

　などと書いているうちに、韓国に売春で出稼ぎに赴いた日本人女性3人が現地で逮捕されてしまいました。報道を信じるならば、日本国内でのホストクラブに貢ぐ目的だけでなく、美容整形の手術費用が安い韓国で顔を整形して帰国する予定だったとのことで、暗澹たる気分になるのは私だけではないと思います。

　正直、りりちゃんマニュアルを見て笑ってる場合じゃなくなりつつあるんですよ。

　政治の側も、プラットフォーム規制とか海外サービスへの国内法の域外適用の是非とか言ってる場合じゃなくなってきたぞ、根性入れて対応していかないともっと大変なことになるぞという危機感を抱くべきじゃないのかと思いますね。

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